こちらの記事の続きです。
学生時代からずっと、周りに馴染めない感、生きづらさを感じており
2020年の夏に発達障害の診断を受けました。
日が経ってしまい、記憶力が異常に低いので、
具体的なレポが出来ず申し訳ないですが、
覚えている部分だけ、結果と感想を書いていきます。
1.受診場所
虎ノ門、発達障害 などのワードで検索すると出てくると思います。
予約方法は、初心は電話でした。
電話受付可能期間が決まっているので、事前にHPで日程を確認し
カレンダーに入れておいた方が良いかと思います。
何故かというと、私がもっと過去に予約しようとしていた時は
全く電話がつながらず(しかも電話受付日平日)予約できなかったので…。
今回私が受診した時はコロナ禍だったからなのかすんなり電話が繋がり、
受診日も、他の客が数人しかいませんでしたが。
「数年前の電話の繋がらなさは一体なんだったんだ…?」というレベルで
ガラガラでした。
2.受診内容
3日間に分けて受診しました。
うろ覚えなので、若干違うかもしれないですが、おおよそこんな感じです。
1日目:カウンセラーのヒアリング
→症状や困っていることを聞かれたと思います。
幼少期の行動に関する質問等。
本来は、自分の幼少期を知る親等を連れてきた方がより正確なのだと思いますが、
私は親との関係もイマイチなのと、そもそも、発達障害に悩んでいることにも気づかない親を連れてきたところで、大して正確な情報を話せもしないだろうと思い連れてきませんでした。
自分ひとりで受診するのも可能です。
2日目:WaisⅢを受診
カウンセラーの方の指示に従い、
積み木のようなものを完成させたり、間違い探しをしたり、簡単な数字復唱をしたり…
これを2時間ほど掛けて行ったと思います。
3日目:結果レビュー
Waisの結果及びヒアリング含めた診断結果の説明。
結果としては、「軽度発達障害…かな?」という答えでした汗
(かな?って…)
発達障害はグラデーションのように重度から軽度まで幅が広いが
そのうちの、「普通の人寄りだけど、若干片足踏み入れている位」だそう。
グレーゾーンというやつだと思います。
ADDとアスペルガー症候群の特徴があるようです。
前に受診した病院でもそうでしたが、
「あなたはこうです」ってはっきりと言ってもらえない。
「個性と言えば個性、障害と言えば障害」という微妙なラインなようです。
薬物治療をするほどでもないし、障碍者手帳を取るのを進めるほどでもなく、
カウンセリングや自分に向いた生き方を見つけて頑張れ、みたいなレベル。
検査結果
こんな感じでした。↓
詳しくレビューを書いてくれるので有難いです。
総合IQ、動作性IQ、言語性IQ
群指数IQ、下位検査項目の点数
(それぞれについては↓画像)
私の場合、総合的なIQとしては104で平均。
言語性110、動作性95
この言語性と動作性に15以上差があると、発達障害の疑いがあるようですが
ちょうど15差異がありました。
群指数では、最も高いものと最も低いもので32もの有意差があります。
下位項目も見事にがたがたです。
自分的には、これ結構ヤバい結果じゃない?ていう感覚なのですが、軽度なんですね。
逆に重度の人の結果を見てみたいです。
発達障害の有無判断はこの差だけで見るわけでは無いようですが、
自分が生きづらさを感じる原因は、やはりこのガタガタにあるようです。
カウンセラーの方からは「一見普通に見えるのに(総合知能が平均的)、実は得意不得意の差が大きいから、失敗した時に余計に落ち込んでしまうのでは」という風に言われて、確かにそうかもと思った。
総合所見を読んで
得意なこと:視覚的な情報を取り入れて動作で素早く反応する能力が高い。
→確かに、仕事をしていて「作業が早い」と言われることは結構多いです。
事務仕事をしていて、書類の並べ替えみたいな単純な手作業や簡単な一覧作成とか
そういうのの手捌きが早いようです。
目で見て「次はこれ」「その次はこれ」と移り変わりが条件反射的というか…
苦手なこと:部分的な情報から全体像を把握する力が最も制限を受けている。
タスクについては、予め目標や手順を決めてから取り組むこと、指示を貰う時には具体的に説明してもらう(時には図と言葉両方による説明)と言った工夫をするとよい。
→本当にその通りだと思います。1を見て10を知れたことがない。
理解力が不足しすぎてイラつかれることが多く悲しいですが、もうこれは生まれつきで仕方ないとするしかない。
私は事務の仕事をしていますが、
情報理解の欠点をカバーするために、
具体的な業務説明をお願いし理解した上で、目標や手順設定を明確する。
その上で、自身の業務の仕組みを単純化し、その作業を処理速度を活かして高速でこなせる様になれば、
処理速度の強みを生かして「仕事が早い人」として生きていけるかな…と思いました。
中途半端な知能故に医療的な解決や特別な枠で生きることができないのは残念ですが、
逆に、自分の努力や工夫次第で一般社会で生きていける可能性があるのだと思いますので、今後も自分なりの生き方をまた考えていきたいと思いました。
そして、自分の知能が数値化して見えるようになり、軽度だけど傾向があります。と客観的に言ってもらえるだけでも、何となくもやっていた気持ちが晴れた気がしました。